京都で仕事の「積み上げ」「柔軟さ」いろいろ考える
2023/03/08
おはようございます!
日中はずいぶん暖かい日が増えましたね。来週には桜の開花もありそうです。
私は実績の忙しい時期に顰蹙ものなのですが、京都に2泊の旅行に行ってきました。
先月中学入試を終えた娘が、以前から京都旅行を熱望していたのでこの時期になってしまったのです。
この後は卒業式、入学式と忙しいようなので。
私にとっては高校の修学旅行以来です。
私は歴史が好きなので、京都は非常にテンションが上がります!!
これは昔からで、中学生の時も高校生の時も熱意が違うのか一緒に回った同級生からちょっと引かれていました。寺社や城郭、古い建造、芸術にとても興味があります。
そんな私ですが、意外にも一番驚いたのが「京都駅」の駅ビルです。
一見京都らしからぬ、金属とコンクリートの巨大で空港のような近未来的な造りの駅にいきなり圧倒されました。
説明には「京都の条坊制のマトリックスの考え方を多目的デッキの空間分割システムとして用い、中央コンコースを核として段丘上に左右の空間に伸びていく大胆な内部空間を展開するユニークな空間構成に特徴がある。」と書いてありました。
京都駅を見た方にはわかるかもしれないし、わからないかもしれません。
なんだかとてもすごい形なんですよ。
調べるとあの未来感?が京都に合うとか合わないとか賛否両論があるそうなんですが、京都の方は意外と新しいものが好きだと言う意見を書いている方がいました。実は京都は日本初!みたいなものが多いとか。
私なんかは勝手に「京都は古都で伝統を守っている」といったステレオタイプな見方をしていましたが、どうもそれだけではないようです。
考え方が「柔軟」なんですね。そういう見方で見ると、食べ物にしてもお酒にしても、斬新というかトラディショナルではない物は結構多かったです。
伏見のお酒の飲み比べで飲んだのですが「富翁純米酒プルミエアムール」はなんと日本酒度-34度!(-5度くらいで甘口といわれるところ)で非常に甘酸っぱく、まさに斬新でした!
一方で、やはり世界文化遺産というだけあり、古い建造物や芸術は見ごたえがありました。
街の所々に旧跡があり、「ここで〇〇があったんだ。」「誰々が来てたんだ。」と千数百年の歴史に思いをはせることができるのは、この町の歴史の「積み上げ」なんだなと思いました。
昨日仕事に戻ると、ケアマネージャーは、または私自身は「積み上げ」がなされているのだろうか?と考えました。
介護保険制度が始まって23年、毎回の改正ごとに揺らいで、ケアマネ不要論が出ては揺らいでいる。
こんな感じで本当に「積み上げ」がなされているのかどうか?
もちろん、京都の千数百年に比べればケアマネの23年間の積み上げも、私の13年の積み上げも塵芥程度なのかもしれませんが。
正しいことをやっているとは思っているので、この先も「積み上げ」を作っていきたいと思いますが道のりは簡単ではありません。
また生き残っていくためには囚われた考えをせず「柔軟」に変わっていかないといけないんだな、と数日仕事を離れてみて思いました。
余談ですが、私は歴史の話では「新選組」がとても好きです。
司馬遼太郎の「燃えよ剣」は何度読み返したかわからないくらいの私の人生のバイブルですし、武州多摩に生まれたからにはと剣道もかじりました。
武州多摩の名もなき農民剣士から歴史に名を挙げた土方歳三や近藤勇は、会社のある調布市では英雄です!
京都には新選組の旧跡が多くありましたが、逆に扱いが地味でした。どれも小さい立て札くらい。屯所跡もホテルの外構の部分にひっそりとありました。
西本願寺に屯所があったときは、敷地内で肉食はするは、切腹や斬首など血の雨は降らせるは、大砲まで打ったりとお寺や京都の方々に大変迷惑をかけたようです。
見方が変われば評価も変わる。
評価される以前に、まずは人に迷惑をかけないようにしないといけないな、と思わされました。
写真の料理は伝統料理の「いもぼう」です。
八坂神社の近くにある平野家本家というお店で、私は30年前に中学校の修学旅行で行ったのですが、大人になって食べてみるとあの頃とはまた違った感動がありました。なによりビールと合います!これは中学生には無理です。海老芋と棒鱈を炊いたもので、地味ですが非常においしい料理だと思いました。
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