有限会社ホームケア野川

大反省!ネジが緩んでいる!

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大反省!緩んだネジ

大反省!緩んだネジ

2023/10/16

こんにちは。

10月になって朝晩涼しく、日中は過ごしやすい最高の季節ですね。

秋刀魚は買うか悩んでまだ手が出ない、松茸はもっと手が出ないと、なかなか秋の味覚が食べられてませんが良い季節であることは間違いないです!

 

題名の通り大反省したことが最近ありました。

 

幸い仕事での反省ではないのです。でもこういう考えは仕事にも、他の色々なことつながると思います。

 

私は経営者として、常に会社の風紀とか法令順守といったものを考える立場です。

そのため私にとって堅い話は、嫌いではない、というか必要なのです。

 

その一端に会社の私の部屋に額に入れて飾ってあるのですが「連合艦隊解散の辞」という文があります。

私は、この「連合艦隊解散の辞」に書かれていることは仕事にも通じる大切なことだと思っています。

 

「連合艦隊解散の辞」とは日露戦争の時に、日本の海軍が「常備艦隊」「西海艦隊」を集めて「連合艦隊」をつくり日本海海戦を戦い、勝利した後でその連合艦隊を解散するときに述べられた言葉です。

述べた人は東郷平八郎で、書いた人は参謀の秋山真之と言われています。

 

簡単にまとめると

兵器の質や数だけではなく無形の実力である訓練が大切

・武人の一生は戦いの連続で、いざというときは戦い、そうでないときは戦力を育成する。

・武人が安心して安楽に生きたら装備が立派でも、それは砂上の楼閣ですぐ崩壊する。

・平和な時も戦いを忘れず備える

・将来の進歩を図って時勢に遅れない

勝って兜の緒を締めよ。

 

どうでしょうか?現代にも通用する、とうよりむしろ必要な考え方ではないでしょうか?

現代の日本人のほとんどは武人ではないですが、〇〇は、と入れ替えてみるとどの言葉もしっくりくると思います。

例えば「サッカー選手」に入れ替えると「サッカー選手は訓練が大切」「サッカー選手の一生は試合の連続で、試合のときは戦い、試合でないときは体力や技術を育成する。」

違和感ないですよね。

我々「ケアマネージャー」でも同様です。「ケアマネージャーは将来の進歩を図って時勢に遅れない。」

これも違和感なし。

 

こういうことを日頃考えていながら、私は最近大きなミスをしました。

 

なんのミスかと言うと、ゴルフです。(ゴルフかよ!と突っ込まれるかもしれませんが...)

 

私は、上手ではないですがここ数年ゴルフのラウンドを月1~2回しています。

私のゴルフは趣味ではあるのですがシリアスなのです。

訓練は大事だと思うし、道具も大切だと思うし、新しい情報も大切にしています。

うまくいかなかったとき、次に満足できるラウンドまで心が傷つきます。次のラウンドまでひたすら自責の念に苛まされます。

それでも何が悪かったかずっと考えて、それが技術的な問題であれば直すように努力し、道具の不足であれば買えるものなら買います。情報も常に集めます。

明治の海軍のように、始めのうちは弱くても必ず将来強く、上手になりたい!と思っています。

 

今年の初夏、私は悩んだ末に一つの道具を手に入しました。

もともと使っていたテーラーメイドのSIM2(2021年発売)というドライバーにスチール製のシャフトを付けたのです。

 

ずっと悩んでいたのはドライバーなどのウッドを使った場合打球が曲がることです。

私は体力がありヘッドスピードが比較的速いので、Sシャフトという固めのシャフトでも、振るとしなって右に曲がってしまうのではないか?という仮説を立てました。

つまり、シャフトがしならないなら曲がらない。

カーボン製ではないスチール製は比較的しならないから真っ直ぐ飛ぶはずという結論です。

 

試しに5Wをスチール製に変えたところ、前よりずっと真っ直ぐ飛ぶようになりました。

スチールシャフトには欠点はあり、重いので飛距離は落ちてしまうということです。そのためドライバーにスチールシャフトを選ぶ人は少ないそうです。それでも私のレベルだと飛距離より正確さのほうが大切です。

 

そうして採用したスチールシャフトを付けたSIM2はほとんどOBを出すことが無くなり、私はそれを「魔法の杖」と名付けました。

スコアも安定し、90代前半からついには90切りを果たし、最近は一緒に行く人からも褒められ「もう100叩くことはない!次も80代を出しますよ。」と豪語し始めていました。

 

ところが先月、なんと曲がるのです、ボールが。ボールが曲がらない魔法の杖のはずなのに!

右に飛ぶ。気を付けると左に飛ぶ。最終ホールで目指したのは90切りどころか「目指せ110切り」です。結果109。渋谷に行ったわけではないです。

 

あまりの結果に打ちのめされました。

全く練習する気が起きない。いつもならゴルフの練習場に行く朝のタイミングでも、スマホで漫画を読む毎日が続きます。

もうキャディーバッグすら見たくもない。そしてなんとなく体調が悪い気がする。こういう季節の変わり目は静養が大切!自分に言い聞かせて漫画を読む毎日でした。

それから3週間後ほとんど練習もせずラウンドに行ったところ、午前ドライバーは相変わらず曲がります。なぜ?魔法の杖のはずなのに...。

 

ラウンドの終盤で気が付きました。「ドライバーのネジが緩んでいる!」

 

私のSIM2は付け根の部分で角度調整ができるようになっていてネジで止まっています。それが緩んでいる。

これはまず第一に危険なことだし、振るたびに微妙に傾くので当然真っ直ぐ飛ばない。

午前のラウンド終了後、すぐにトルクレンチを借り締め直しました。

ドライバーはまた「魔法の杖」に戻りました。スコアも、午後はまあまあいつも通り。さすが「魔法の杖」!

 

しかしこれでいいわけないのです!

まず第一に、ネジが緩んでいることで外れる恐れがあった。これは本当に危険です。万が一誰かに当たったら...。

次に、ゴルフで私の上達を期待してくれる人もいる、と思っています。そういう人たちに申し訳ない。

私は連合艦隊ので言えば、訓練を怠り、道具の手入れを怠り、勝って兜の緒を緩めていました。

 

もっと言えばドライバーのネジだけではなく、私自身のネジが緩んでいると思いました。

経営者として10年目、ケアマネとして14年目、褒めていただくこともよくあります。誰からかに命令されたり怒られたりすることもありません。

そういう日々が続くうちに私は堕落してしまったんだ、と思いました。

以前なら大切にしたディテールが詰められなくなってきた。

加齢とともに緩んだり失うものかと、どこか諦めていました。私自身にいろいろ問題があると気が付きました。

 

良かったことは、怪我など重大なことがなかったこと、仕事のミスではなかったことです。

大切なことは、日露戦争の時の連合艦隊のように、訓練がなされて、新しくて、手入れがされていて、油断していないことです。基礎がないところに築いたところで倒れるだけなんですよね。

 

ケアマネの仕事だってそうなんです。PDCAサイクルに基づいて、アセスメント、ケアプラン原案作成、担当者会議、ケアプラン承認、再アセスメントを循環するのが基礎なのです。この基礎がないならケアマネの仕事としては成り立たない。

 

間違ったことから今回気が付いたことは、仕事にも、ほかのいろいろな大切なことにも、それとゴルフにも生かしたいです。

 

「連合艦隊解散の辞」はネットでも読むことができますが、読むならば原文だと難しいので口語訳がおすすめです。Wikipediaでも見れます。戦後はこういうものは否定されてしまったのかもしれませんが、不変の正しいことが書いてあると思います。

ちなみに私は右翼的な思想はないです。応募をお考えの方、思想を押し付けることはないのでご安心ください!

 

テーラーメイド SIM2(2021年発売)はお気に入りのドライバー&FWです。私の立場上、あまり古いゴルフクラブを使っていると「ホームケア野川、経営厳しいのかね?」とか言われそうですし、最新のだと逆に思われそう。考えすぎでしょうか?それ以上にデザインや色が好きなので当分使う予定です。ステルス2(2023年発売)も格好いいし先代からのカーボンフェースも気になりますが...。

 

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