何もなくなった部屋
2023/10/25
こんにちは!
10月も終わりに近づき、今年もあと2か月になりました。あっという間に忘年会の時期になります。
予定をしっかり整理しないと後で痛い目をみそうです。飲み会も2日、3日続いたりするときついんですよね。
6月に休止した事業所「ホームケア野川狛江」の片づけがやっと終わりました。
休止した後も求人の応募があり、結局休止に至った原因である人手不足は解消されたのですが、今更狛江に戻ってくれとも職員に言うことはできませんでした。
6月に職員それぞれの荷物を運んだ後も、結構多くの荷物が残っていたのですが夏休み前の私にはそれを片付ける余力はありませんでした。
家賃やら、電気、水道、電話、インターネット...かかっても「まあいいか」という感じでしたが、9月から気合を入れて片づけを始めました。
職員はそれぞれのケアマネの仕事があるので、これも今更手伝えとも言えず...私が折を見てコツコツ片づけたり、車で運んだり。
この作業ですが実は面白かったです!職員がいろいろなところに工夫したりした跡が、いろいろ残っていました。
つっかえ棒みたいなので棚を作ってみたり、いろいろなもののストックがあったり。
事業所とは、ただ働くだけの場ではなくこういう生活の場であって、職員はいろいろ工夫してくれているんだな、としみじみ思ったり笑ったりながらの片づけでした。
はじめて「ジモティー」も使ってみました。
捨てるのにはお金がかかったりしますが、再利用できるものは再利用すればお金はかかりません。
私は太っ腹なので、すべて0円で出したので応募は殺到しました。
殺到したおかげで当日、翌日に物が無くなるのは片づけを進めるうえでよかったです!
冷蔵庫や電子レンジなどもらってくれた新婚夫婦はすごく感じのいい方たちで、いろいろ持って行ってもらいました。
机や照明や、シャンパングラスまで。
オフィスで使っていたものなので、そんなに汚くならないんですよね。冷蔵庫は生モノも入れないし。
私たちが不要になってしまったものが新婚生活に役立つのは素敵なことだな、と思いました。
ということで、ジモティーは便利と今回学べて楽しかったです!!
沢山やることがあるうちは、テンションが高いのでいいのですが、物が無くなってくると少し寂寥感が出てきました。
にぎやかだったものが無くなる様子を見て「国破れて山河在り 城春にして草木深し 時に感じては花にも涙をそそぎ...」「夏草や 兵どもが 夢のあと」など昔習った漢詩やら俳句を思い出してぶつぶつ唱えていました。あの頃は将来絶対役に立たない暗記だと思っていましたが、教育ってこういう時のためなのかな、と思いましたね。
何もない部屋を開けると、半年前までの喧騒がどこかに残っているような気がしました。
それでも感傷に浸っている暇なんてなかったです。
床を拭いたり、シンクを磨いたり、いい大家さんでカーテンを付けてくれていたのでそれを洗ったりコツコツ毎日通いました。
私にだって本業がありますし。物を運び込んだリモーネケアもごちゃごちゃなので片づけなくてはいけない。
最後に思ったのは、今回は3事業所から2事業所にしたものの過去最多の職員がいるという「希望がある廃止」だから全然問題ない、ということです。
後ろ向きな片付けだったら、きっとつらかっただろうな。会社自体が無くなるとか、離婚かなにかで家が無くなるとか。
そういうことにならないように、丁寧に生きていこう、と少し寒くなってきた10月の末に感じています。
写真の自転車はイタリアの自転車メーカーのビアンキの「Via Brera」というクロスバイクです。
たまにしか乗らなくて狛江の1階の自転車置き場でタイヤはパンクし錆朽ち果てていて、面倒だからこれもジモティーであげちゃおう!と思ったのですが、さすがにもったいない気がして休日にメンテナンスしました。
ビアンキと言えば、ミラノの空の色と言われるチェレステ(緑ががかった水色)が定番ですが、この色の自転車も大人っぽいです。
「Via Brera」はブレラ通りという意味で、ミラノ中心街のスカラ座がある「通り」の名前だそうです。
これに乗って運動でもしますよ。運動の秋ですから。
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