実習生が来て思う「初心忘るべからず」

おはようございます！

気が付けば2月も半ばに差し掛かりました。

今月は休みが多いし日数も少なくあっという間に終わりそうですね。

 

日曜、私は知人の庭の金柑をたくさん取ってきました。

春が近づいて鳥が来て食べるので、それなら人が食べたほうがいいと知人が誘ってくれました。

 

大量に取ったのでとても生では食べきれず、ジャムにしよう（この庭には梅の木もあり５月ごろ大量に梅も貰います。そこで始めたジャムづくり、冬は青柚子を貰い柚子胡椒づくり、といろいろ貰います。）と思ったのですが、金柑は種が多くて大変です。

金柑のジャムがそんなに多く流通していない理由がよくわかりました。

でも出来た金柑ジャムは、甘く苦みも少なく皮の硬さも適度、と非常においしい！

金柑には乾燥する咳を抑える効果もあり、この時期には最適です。

ということで、日曜は朝から金柑をとり、月曜は金柑を切って種を取って煮て半日、という忙しい連休でした。

 

先週はケアマネージャーの研修の実習生がきていて、3日間ずっと調布の事務所にいました。

コロナ禍の時期は、わずか１日だったり昨年夏も２日間だったので、３日間の研修は久々です。

今回もとても熱心な方が来てくれたので、私も社内の新人研修ばりにいろいろ話したりしました。

３日間もあったので、十分にリアセスメントも作れたし、プランも作りこんだと思います！

 

実習生の方が話していて印象的だったのは、「ここまでの研修でいろいろ習ったので思考が固くなっていた。もっと柔軟に対応するべきだと思った。」

と、そのままこう言ったわけではないですが、そういう話をされていました。

 

例えば、「筋力が低下しているという方がいたら⇒リハビリを提案する」というようなことです。

だだ、実際利用者と話してみると、筋力が低下したからといって、必ずしもリハビリを受けたいわけではなく、中には全く何もしたくないという方もいます。

そういう場合、どうしたらいいかという話をしました。

「やりたくなったらやりましょう。」というのもありなのです。

私たちだってそうで、血液検査の結果が悪かったからといって、「今日からお酒は一切飲まない！チョコレートも食べない！」ということはないですよね。

結局お酒だって飲むし、バレンタインで貰ったら、いや、貰わなくてもチョコレートは食べます。

正しいことが正義ではなく、利用者の考えや意向に「答え」はあるのだと思います。

なのでやりたくなければやらないのも一つの答えです。

 

あとは、うまくいい方向へ「持っていく」というやり方です。

利用者と利用者家族の意向が違うこともあります。

もちろん私たちケアマネージャーは「利用者主体」で考えなければなりません。

でも家族がいる場合、家族の意向も大切です。

この場合、利用者と家族の意向のちょうどいいところに着地させるのがケアマネの腕となります！

全員うまく納得させるちょうどいい着地点。

これも私たちで言えば、健康のために「お酒は週２日にするよ。チョコレートも減らします。」という感じです。

家族がいる以上、一人で生きているわけではないので妥協点は必要です。

 

気付けば私も時々そういうことを忘れて、「これが答えです！」というような柔軟性を欠いた正論を自信満々で答えてしまうようなことがあります。

ケアマネの強気な判断は、利用者や家族の意向の妨げになることを忘れないようにしないと、と自分でも実習生と話していて思いました。

 

「初心忘るべからず」ということです。

 

ケアマネ研修中の方でこれからまだ実習がある方、頑張ってください！もうすぐ資格が取れますね！

 

写真は金柑をとった庭です。

金柑の木の高さではありますが、鳥の目線から青空を見たり、花を見たりするのは気持ちの良いことです！

梅の花はまるで花札の画のようにきれい。

良い休日のストレス解消にはなったと思います。

 

それとケアマネと全然関係ないけどやっと観られた「ゴールデンカムイ」の映画！

原作通りの配役、ストーリー、迫力のある音楽、映像...私は大満足でした！！続編も必見です。

でも長くなるのでこの話はしません。

 

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