有限会社ホームケア野川

本人の自己決定優先の罠

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「利用者の自己決定」という言葉の罠

「利用者の自己決定」という言葉の罠

2025/07/22

おはようございます!

夏本番という感じですね。暑い、ともかく暑い。

当社の職員でも熱中症の人が出てしまいました。

私はそれでも朝活で自転車に乗ったりと割と元気で過ごしています。

イマイチ体重は落ちませんが(泣)

それでも負けずに体脂肪を燃やすべく朝活は続けます!

 

先日思ったことがあったので、書いてみようと思います。

 

私たちケアマネは「利用者の自己決定」を大切にします。

利用者が自分で自分のことを決めるということです。

 

さらに説明すると、利用者からケアマネージャーに相談があったとします。

ケアマネはその相談をもとにアセスメントし、解決策を提案します。

ここでその提案を採用するか否かは利用者が自分で決めるというのが「利用者の自己決定」です。

 

ところがしばしば、この場面で問題が生じます。

ケアマネの提案と利用者の意向が合わない場合に、利用者から「ケアマネが勝手に進めた。」とか「ケアマネと合わない。」というクレームになることがあります。

ケアマネも悪気があってやっているわけではなく、こうした方がより良い、と心から思うから提案をするのですが、それが利用者は圧力に感じてしまいクレームになります。

 

私はそれが嫌なので、初めから「押し売りはしません」と宣言しています。

利用者が決めたことこそが自己決定である、利用者の自己決定を尊重するのがケアマネのあるべき姿であると思っています。

 

ということから私は、「(利用者のあなたが)必要だと思ったらこの提案を採用してくださいね。」というスタンスで利用者に提案をしています。

私の場合は、自分自身が説明型のケアマネで、理路整然と説得してしまうタイプだと自分でわかっているので余計に圧にならないように気を付けています。

 

ちょっと前に、新人ケアマネSさんと新規の利用者宅に同行することがありました。

アセスメントのために家の中を確認したところ気になる段差がありました。

「多分ここは近いうちに転ぶ危険な場所だな。」と私は転倒を予測しました。

 

これは私の得意なことで、利用者の動きを見ながら家の中の危険な場所をあらかじめ見抜き、転倒を予測しそこに手すり等で転倒対策をすることで転倒の回避と悪化を防ぎます。

その危険の予測と対策が功を奏し、私の利用者は比較的転倒が少なく経過が長いと思います。

 

私は「ここは段差があり、出入りをする際にドアを開けるので掴まる場所があった方がいいです。

天井と床の間に突っ張るタイプの手すりをつけてはどうですか?」と提案をしました。

 

利用者は「でも私はそこで転んだことはないし...。いらないと思うわ。」と言われました。

「では、また必要と思ったときに言ってくださいね。」と私は軽く引き下がりました。

(これでいい。利用者が自己決定するんだから。)と内心思いました。

 

ところが同行している新人ケアマネSさんは優しく言いました。「〇〇さん、私もそこは危ないと思いますよ。掴まるところがあれば転ばないと思うし...。」

そんな感じの、とても心がこもった言い方に聞こえました。

利用者のことを心から考えているような...。

そうしたところ「そうね。手すりがあった方がいいかもしれないわね。」と利用者は考えを一変しました。

 

優しく言ったところ気持ちが通じて利用者に理解されました。

これはビギナーズラックか?

いや、そんな簡単なものではない。

「北風と太陽」みたいに強くいったらひかれて優しくいったら受け入れられる話だろうか?

そんな簡単な事象ではなく、これは奥が深い話だと思いました。

 

そのあといろいろ考えた疑問2つです。

①利用者の自己決定、と考えすぎると提案が軽くなってしまう。これで本当にリスクを回避できるのか?

②言い方次第でいいのだろうか?優しく言いさえすればいいのか?

 

疑問に対する結論は...残念ながら出ません。

難しいです。たぶん誰も答えは出せない。

 

それでももうちょっと手前で言えることはあります。

①利用者の自己決定と考えすぎると提案が軽くなって危険。その言葉にとらわれすぎると「罠」かもしれない。

優しさを持つ余力が必要。時間や手間を惜しんではいけない。

 

手前で結論がなく中途半端かもしれませんがこのような気付きをもらえた出来事でした。

新人ケアマネSさんは入社から数か月たちましたが(あの優しい提案の仕方はよかったなぁ。)と思い私はあのとき思わず目を細めました。

 

 

暑いし疲れているし私は今、余力ないなぁ。

7月は賞与の月

毎年毎回、賞与を出す前はこんな気分です。

それは業績に応じて多く出そうが、出せまいが。

全員が喜ぶ賞与を出すと会社は苦しいし、全員が悲しむ賞与なんて嫌だし。

かといって一律みたいのは夢がなくてもっと嫌。

客観的な数字を出して考えて考え抜いて賞与を出すのが私のやり方です。

経営者兼業ケアマネの限界を感じる7月12月です。

 

いや、ブログで愚痴っている場合ではない。

心を燃やせ!!己の責務を全うしろ、祥一郎!!と自分を奮い立たせることにします。

 

心を燃やせ!!からですが、昨夜「劇場版鬼滅の刃 無限城編 第一章 猗窩座再来」を観てきました!!

これはヒットするでしょうね。

まだ公開直後でネタバレがあってはいけませんが。

その練り上げられた作品のクオリティ「至高の領域!」だと思います。

 

文:池端祥一郎

 

調布 三鷹 求人 ケアマネ 介護支援専門員

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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