夏季休暇いただきます!
2025/07/28
7月の給与・賞与をやっと振り込みました。
金銭的に足りないものを絞り出して、という意味の「やっと」ではないのです。
今期の当社の成績はみんなの努力でとても良いので、賞与を出しても余裕があります。
何が「やっと」かと言えば私の気持ちが「やっと」なのです。
私は経営者として、管理者として常に職員の「ストレングス」に注視します。
私は職員の悪い所より良いところを見たい。
ほめたいし伸ばしてほしい。
本当は全員に大きい賞与で報いたいけど、全員大満足させる賞与を出すのはただのお金の問題で、それをしたらただの大盤振る舞いでしかない。
会社を守るために支出を引き締めるのも私の仕事。
でも頑張った人には多く賞与を出したい。
不運にも今回は数字に表れなかった職員にだって良いところはある。
少しでもみんなが満足いくようにしたい。
そして気持ちよく働いてほしい。
次もっと賞与が上がるように頑張る火種にしてほしい。
そう思いながら毎回ぎりぎりまで数字を出す作業をしてそのあとひたすら悩みます。
「これならいいでしょ?」「今回はこれくらいしか出せない」
見えない相手と対話をしながら賞与を出しています。
その作業がやっと終わりました。
とても疲れました。
休みたいです。
12月ならば今年の仕事も終わりとほっとします。
7月はどうするか...夏季休暇をいただきます。
今年は私の好きな場所に行きます。
私の好きな場所...
初めて行ったのは2006年です。
その国が大きなスポーツイベントで優勝した翌日に行ったので国中盛り上がっていました。
すごくエネルギーにあふれていて、その時にその国が極端に大好きになりました。
2度目に行ったのは2008年です。
その時は仲間と立ち上げた会社が、不運もあって解散してしまった時期でした。
仲間、師、全力をつぎ込んだ会社、職すべてを失いました。
「自分にはもう何もなくなってしまった。」と思っていました。
2008年の私には若さがあって「時間ができた!」と思いその国に行きました。
目的地はいい海で、素敵なボートやクルーザーが浮いていて皆バカンスを楽しんでいます。
その海で泳いでいるとき「こんな何もない自分がここにいるって面白い。」と笑ってしまいました。
「人生は面白い。」と思わせてくれました。
「こんなに面白いならまた来たいな。」と思いましたがそのあと新たな会社に就職すると、その望みは遠ざかりました。
3度目にその国に行ったのは2016年、ホームケア野川を引き継いで2年目の夏です。
その時はっきりわかりました。
早朝、街を歩いていて景色を見たとき「そうか、自分はこのために働いているんだ。(生きているんだ)」と理解しました。
漫画「HUNTER・HUNTER」で蟻の王メルエムが「そうか、この瞬間のために余は生まれてきたのだ。」と自らの人生を理解するシーンがあるのですが、あんな感じでした。
自分が楽ではない状況で働いている意味がわかりました。
「頑張って働いてさえいれば、またここに来られる。」
4度目は2018年、私は40歳手前でケアマネの仕事も8年、社長も4年、一回りやるべきことはやった感じがあって疲れたというか、なにか満足していた時期がありました。
その時また理解しました。
移動で疲れた夕方、外に出るとすごい景色が広がっていました。
動けず景色を見ていました。
私は普段、景色をじーっと見ることはありません。
その景色は圧巻で夕方から夜までそこにいました。
そこで思ったことは「まだやるべきことがある。生きなければいけない。」
もう一つ、「もうここに来ることは特別じゃない。この地に憧れるのはやめよう。」と思いました。
また来ればいいのです。
2年毎に頑張ってお金をためて来ればいい。
「次は2020年だ!」と思いました。
そう思ったのにコロナがあってしばらくそこに行けませんでした。
どんなに渇望してもとても行ける状況ではない。
そう理解はしていてもいつもそこに行きたかった。
2年前の2023年にかなり無理して行きました。
コロナが終息した後で戦争が始まっていて物価も高く、少し以前と変わった感じがしました。
それもいい。
景色や建造物を見ているだけ、音を聞いたり雰囲気を感じるだけで私はいいです。
その旅はハプニングがありました。
買ったばかりのiPhone13を落とす失態です。
現地の人と一緒に何時間も探したり、警察で調書を書いたり。
ただでさえ非日常的な旅行なんだけど、さらに非日常的なことをして思ったのは「この国の人は親切。」
これはこれで新しい体験です。
ちなみに私が語学堪能ではないです。英検もTOEICも持ってない。
「コミュニケーションに大切なのは気持ち。」と思いました。
考えたら認知症や病気でうまくコミュニケーションができない方とも日常的に話している私のコミュ力はかなり高いと我ながら思われます。
書いていて余計に思いましたがこの国はいつも私に「何か」を教えてくれます。
何かを理解して帰ってきます。
前向きな「何か」です。
楽しいだけじゃないんです。
飛行機の移動も長いし、ツアーじゃないのでコミュニケーションも必要で結構大変。
それでもその国に行きたいと思うので今回6度目、また行ってまいります。
また何か、ヒントを手に入れたいので。
7月28日に出かけて8月5日に帰ってきます。
文:池端祥一郎


