有限会社ホームケア野川

ストレングスを探しまくれ!

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ストレングスを探しまくれ!

ストレングスを探しまくれ!

2025/09/22

おはようございます。

今朝もエアコンなしに眠ることができました。

昨夜は秋鮭ときのこを食べながらドイツのロゼスパークリングを飲みました。

秋は良いです!

涼しく爽やかです。

どうかもう暑くならないでほしい。

今週は最高気温20度台の予想の日が多く、酷暑から解放されたと思うとほんとうに幸せです。

 

土曜日は調布市の花火大会でした。

少し小雨が降ったりしましたが涼しくてよかった。

私は母校の狛江高校(写真にとると夜の高校は不気味)のあたりから見ていましたが、1万発の花火はなかなか見ごたえありました!

花火と唐揚げをつまみにイタリアのエミリア・ロマーニャ州のランブルスコを飲みました(飲んでばかり)。

 

今日は冒頭の文とは逆にちょっと真面目な話で、ケアマネ・利用者家族向きかもしれません。

利用者の「ストレングス」についての話です。

 

「ストレングス(strengths)」とは、その人が持つ強み、長所、能力、資質、才能、または希望や願望などを指します。

支援が必要な人が本来持っているポテンシャルに着目し、それを引き出して自己肯定感や生活の質の向上を目指す「ストレングスモデル」という考え方や支援のアプローチで用いられます。

個人の特性、技能、才能、環境資源、社会関係、関心、願望などがストレングスと捉えられ、これらを支援の起点とすることで、エンパワメント(自己肯定感や行動力を高めること)を促進します。

 

最近、利用者の「ストレングス」を考えず、不利な状況に対応するだけの必要なサービスだけ考えて失敗する事例を散見します。

アセスメントやケアプランを見ると、「ストレングスに着目できていないな。」とすぐわかります。

ケアマネがストレングスを見ないということは、利用者にリスペクトが持たないということと同じです。

たとえ話から始めます。

 

俳優で歌手の福山雅治さんから彼が持つストレングスをすべて奪い取ったとします。

・かっこいい

・歌が上手い

・ギターが上手

・長身

・ユニークな人柄

・お金持ち

これだけだと内面に一切触れておらずもっとあるかもしれないけど、これらは福山雅治さんの目に見える代表的なストレングスだと思います。

 

これらのストレングスをすべて奪い取ったら...。

たとえ福山雅治さんでも「下ネタ好きの中年」になってしまいます。

彼には上記の強力なストレングスが背景にあるので、下ネタ発言が面白いものとして許容されているのであって、それがなければ下ネタ発言は令和の時代セクハラと断罪されること必至です。

格好良くもなくて歌が下手で、ギターも弾けなくて低身長でつまらなくて貧乏だったら...それはもはや福山雅治さんではない誰かです。

 

ストレングスに着目できないというのはそういうことです。

福山雅治さんですら「下ネタ好きの中年」にしてしまう。

特徴が「下ネタ好きの中年」だけだと、なかなかリスペクトは持てないですよね。

逆にかっこいい、歌がうまい...から始まるいくつもの強力なストレングスを持つあわせるからこそ福山雅治さんは人気がありリスペクトされています。

 

次に、利用者の紹介をしたとします。

A「すごくひどい人で妻と離婚し子供からは嫌われ友人もいません。

自堕落な生活で部屋は汚れ入浴も2ヶ月できていなくて部屋は異臭と尿臭が漂っています。

怒りっぽく大声で怒られたヘルパーがいます。」

 

B「天涯孤独な方ですが自由に生きてきました。

もともとは家具を作る仕事を長くやってきたため家の中は汚れていますが自分で作った家具や棚などがあり一生懸命工夫して一人で生きてきた方です。

怒りっぽい性格ですが話していると時々いい笑顔で笑う方ですよ。」

 

AもBも同一人物ですが、Aのような紹介だと聞いていて辛くなります。

聞いたら行きたくない。正直接したくない。

Bなら「よし、会ってみるか!」となります。

ずいぶん印象が違います。

つまりAみたいな表現はあまり良くないです。

 

また、自分がもしAのような文脈で他人に表現されたらどう思うでしょうか?

それは相手の表情とかしぐさに出ると思います。

「ああ、この人は私を嫌っている。」と。

そんな自分に対して敬意のない相手と話したいと思いますか?

リスペクトがない相手とは話せない。これは当たり前です。

 

ケアマネージャーなどの支援者に余力がないとどうしても悪い方でとってしまう。

Aの文脈でとったらうまくいきません。

Bならばまだ何かしてあげようという気になりますよね。

 

相手にこちらが思っていることは必ず伝わります。

ケアマネージャーはどんな利用者にもリスペクトをもって接するべきだと思います。

どんな病気であろう状況であろうと、人には基本的人権(不断の努力で保持しないといけない永久の権利)があります。

そのためにはストレングスをとにかく探すことでそれがケアマネの技術です。

ストレングスとはリスペクトの素(もと)です。

こちらがリスペクトを持たない考えでは、相手から認められることはありません。

 

ちょっと言葉遊びで有名人を表現してみます。

・誠実で理論派、地方重視の姿勢と庶民的な親しみやすさが魅力の信頼される政治家。

・決断力に欠け、側近との連携不足で政権運営に苦戦。党内基盤も弱く、求心力を発揮できなかった。

これは同一人物でこのように表現しましたが誰のことかわかりますよね?最近お辞めになった...。

こう言うのはただの言い換えるだけの言葉遊びです。

 

ストレングスを見るのは決してただ言い換えや言葉遊びではありません。

心から、その人のストレングスを見ることです。

ストレングスを探して着目しない限り、支援者と利用者の信頼関係作りはできないと言えます。

 

実際「性格が悪い、不潔、認知症がひどい、誰からも嫌われている、拒否がある…。」

こう人に感じられてしまう方も確かにいるにはいます。

なかなかストレングスを探し出してリスペクトに変えるのは難しいのも現実です。

しかしこれはケアマネージャーの仕事なので、割り切ってやっていくしかないと思います。

それでも、接していく中でわずかでもストレングスを探して、それを火種のようにして伸ばすことができたらそれは素晴らしいことです。

 

「ちょっと変わった方だけど、実はカラオケが好きで歌は上手らしい。(=ストレングス)

デイサービスに行ったらカラオケを利用者や職員に褒められて喜んで毎週行くようになった。

服も着替えるようになって入浴もできるようになった。」

こんなことがあったら素晴らしいですよね。

その実現のために、はケアマネは利用者や家族のストレングスを探しまくることが必要です。

 

もしできたら、ご家族などもご本人のストレングスを見てほしいのは私の本音です。

ただ家族の関係性や歴史から難しいのも事実です。

でも、ご家族がもしストレングスを探して伸ばそうと思えたら...それはうまく介護をするなによりの近道です!

 

 

最後の唐辛子の写真ですが、先日会社のベランダで取れた鷹の爪を干してオリーブオイルにつけました。

ピッツァやパスタにかける「ピカンテ(辛い)オイル」にします。

その前にも、パスタに刻んで入れましたがなかなか良いさわやかな辛味です。

新鮮なのが良かったのか、自分で育ててみてよかったです。

 

文:池端祥一郎

 

求人 ケアマネージャー 調布 三鷹

 

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