ロマンを求めるかシンプル(効率性)を求めるか
2026/02/14
先日、娘の学校の休みがあったので2泊3日で鹿児島に旅行に行きました。
私は九州は初上陸で、非常に楽しみにしていました。
行程は、初日は霧島酒造や霧島神宮を見学し霧島泊。
翌日に佐田岬(本土最南端)→フェリーで指宿泊。
3日目は長崎鼻(薩摩半島最南端)→鹿児島市内→空港という感じです。
私は行く前は本土最南端の佐田岬(写真1枚目)に興味があったんですが個人的なことなのでここでは書きません。
非常に素晴らしい景色でした。
ここが九州の南端なんだなぁ、と妙に感動しました。
先に、題名の「ロマン」について簡単に説明します。
夢や理想、冒険心や憧れ、甘美な空想、そのような情緒を指す物語を指す言葉です。
私は旅行に行くとき、可能ならば行程に入れるのが酒造見学です。
どこに行っても酒造見学は面白い、私にとっては。
その酒造ごとに歴史や熱い想いがあり、その土地に最適と思われる酒造りをしています。
原料や水にはその土地のものが使われることが多く、醸された酒にはその土地のすべてと、職人の知恵や工夫が凝縮されて詰まっていると思います。
今まで行ったワイナリーも日本酒の酒蔵も、ビールの醸造所もウイスキーの蒸留所もそうでした。
全ての酒造とできたお酒にロマンがありました。
私は見学で視覚、聴覚、触覚を生かして学び、試飲で味覚、嗅覚を駆使して五感フル活用で酒造見学を楽しみます!
九州が初めてだったので焼酎の蒸留所も見学するのは初めてでした。
霧島酒造(写真2枚目)は有名な「黒霧島」を作っている焼酎の圧倒的なシェアNo.1の焼酎の酒造です。
お酒がある店ならほとんどの店に「黒霧島」は置いてあるので、言い方は悪いですが珍しくもない焼酎です。
ビールならスーパードライや一番搾り、ウイスキーなら角、日本酒なら白鶴みたいな立ち位置の焼酎だと思っていました。
シラス台地が永年かけてろ過してきた「霧島裂罅(れっか)水」というきれいな軟水を使い、地元九州産の芋と、同じく九州産のお米の麴を使って作る焼酎です。
その部分が「霧島」のこだわりのロマン部分なんですが、私はそれ以外が特にすごいと思いました。
本格焼酎(旧式焼酎)を作っているのに、ひたすら近代化されて清潔で、巨大なステンレスタンクと蒸留器で、コンピューター管理で最適に管理し大量に焼酎を仕込んで機械でパッケージしてベルトコンベアで移動し出荷している。
とても工業的なんですがそこで出来上がる黒霧島も赤霧島も本格焼酎(旧式焼酎)です。
効率的でスマートで非常にシンプルな感じがしました。
甕で仕込んだ、とかトンネルの中で寝かせたとか、そういうロマンの要素が少ない。
もちろん「霧島裂罅水」や地元の芋やお米とかロマン要素が全くないわけではないです。
それでもウイスキーなら石炭で直火で蒸留したとか、オーク樽を焦がすには技術がいるとか、樽で寝かせると毎年何パーセントかは蒸発してそれを「天使のわけまえ」と呼んでる、とかやたらロマン要素満載なのに、霧島にはそのロマン要素がほかの酒造に比べ少ないように感じられました。
近代的な設備でも本格焼酎は出来上がります。
おそらく、甕で仕込んでトンネルで寝かせたようなロマン要素満載の焼酎と「霧島」を目隠しで飲んだら私には差はおそらくわからない。
その日は10種類くらいの置いてある全ての「霧島」を試飲しましたが、十分においしい焼酎だと思いました。
霧島酒造は大手だけに商品開発力もすごくて種類が豊富。すべての質が高いと思いました。
しかも安いし、これは売れるよな、と大変納得しました。
特にアウトドア用品の「スノーピーク」とコラボした焼酎の里 霧島ファクトリーガーデン限定の「黒霧島 雪峰」は格別においしくて、黒霧島との価格差が4倍以上と高価でしたががんばって2本購入しました。
あと、霧島酒造はとても美しい蒸留所でした。
霧島山が遠くに見える場所にあり神社や博物館、レストラン、ビーチバレーの砂場、自由に汲める霧島裂罅水のスタンドまで備えていて素晴らしい蒸留所でした。
九州に行かれたら必見かと思います。
酒造の話は長かったのですが2つ目の話は「ヤリス」です。
ヤリスとはトヨタの2025年に販売数が166,533台と日本の普通車で最も売れた車です。
街でもよく見かける、言い方は悪いですが珍しくもない車です。
この旅行は移動が結構長くて、車を運転する時間が長かったです。
レンタカー屋さんで借りたのがその「ヤリス」でした。
借りたのはクルコンも装備されていないようなシンプルなビジネスパッケージのレンタカーだったのですが、運転して驚きました。
非常に運転しやすい!疲れない。
車重が軽いのか山でもすいすいスピードが出てカーブも軽い。平地の加速もいい。
カーナビも必要十分で、操作も直感的にできます。
私の車も国産車ですが、このヤリスよりグレードが高いのでほとんどすべてが優れていますが、この軽快さはないと思いました。
だから「ヤリス」がいい!ということではないんですがこの旅行にマッチしている感じがしました。
鹿児島も宮崎もやたらと多くの白いレンタカーのヤリスが走っていました。
ホテルでも観光地でもレストランでも何台も白いレンタカーヤリスが並んでいて、娘なんて間違えて他のヤリスに乗りそうになったほどです(笑)
「ヤリス」はシンプルだと思いました。
「三眼LEDヘッドライト」「本革シート」「サンルーフ」「切削光輝ホイール」「BOSEサウンド」「ヘッドアップディスプレイ」「14インチディスプレイオーディオ」......と車にはきりないくらいのロマン要素があります。
でもこれらは車本来の移動や運ぶ手段としてのは車の走りには関係が少ないロマン要素です。
なければなくても移動の手段としては困りはしない。
このビジネス版ヤリスはひたすらシンプルです。ロマン要素は少ない。
それでも私はそれに十分満足しました。むしろ快適さに驚いたくらい。
しかも安いし、これは売れるわな、と大変納得しました。
シンプルorロマン...これはどちらが良いのだろうと帰りの飛行機の中で考えていました。
ケアマネも研修に多く参加して知識を蓄えてより質を高く主任ケアマネを取ってとか...ロマンの要素はあるんです。
ところがこれらは報酬に直結しない。主任ケアマネを取っても利用者一人当たりの報酬は上がりません。
一方で効率性というのもあります。
効率性を高めて利用者数を限界の45件に近づけて収益を上げて、手当で給与の金額を高くするというのも一つの解ではあります。
このあたりの感覚は微妙な社外秘なのであまりこの場で公にはできませんが。
どちらかを正解としてしまうと働きづらい人が出てくるので当社ではどちらのスタイルでも働けるように幅を持たせています。
ロマンを求めるかシンプル(効率性)を求めるか...そのことを考えさせられた旅行でした。
九州(鹿児島・宮崎)...いいところでした。
景色がとても雄大で、鶏も魚も黒豚も美味しくてお酒も美味しい。
最高なのは酒飲みに寛容なところです。
霧島のホテルは焼酎が10種飲み放題、指宿のホテルはビール飲み放題で夕食時は有料ですが「魔王(高価な焼酎)」がジョッキで出て来ました!
どれだけ飲んだかは書けませんが、胃が疲れています。
焼酎にはまってしまって昨日は業務用スーパーで赤霧島を買い、ファミマで霧島の天然水を買いましたました。
九州がすごく好きになったし、また近い将来行きたいと思いました。
文:池端祥一郎
ケアマネ 求人 介護支援専門員 三鷹 リモーネ 調布


