桓騎軍を見つけた日

おはようございます！

もう梅雨に近いのか、どんよりとした天候ですね。

出かけるときの雨は嫌なのですが、適度に雨が降るのは植物の生育にはよく花壇の枝豆も徐々に育っています。

また昨年のように食べられるといいな、と思いながら毎日成長を見守っています。

去年のブログを見ると、7月7日に枝豆を食べたという投稿をしているので、あともう１か月で収穫でしょう。

 

枝豆に欠かせないものと言えばビールですが、最近すごいのを見つけました！！

その名も「桓騎軍」という名前で三鷹のクラフトビールの醸造所OGA　BREWINGと大人気の漫画・映画の「キングダム」がコラボしたビールです！

 

※今日の話はあまりケアマネ業務には関係なく漫画・映画「キングダム」の話ばかりなのでご興味ない方はスルーしてください。

 

桓騎（かんき）というのは中国の春秋戦国時代、紀元前２３０年ごろに実在した秦の将軍ですが、歴史の授業などに出てくることはない人物です。

漫画「キングダム」では、野党から成りあがって将軍になった人で、眉目秀麗な容姿でやり方は合理的でありながら、残虐非道な方法も厭わず、絶対勝てないような場面でも知略で敵の裏をかき奇跡的な勝利を収めるダークヒーローです。

 

と、こういう書き方をした私は漫画キングダムでその桓騎が一番好きくらい大好きな人物です。

彼が時々言う「全部上手くいく」と言うシーンでは作中の桓騎軍のメンバーと同じように「これは絶対うまくいく！！」と心から感じられしびれていました！！

私も機会があれば言ってみようと思います。「大丈夫だ、お前ら、全部上手くいく」と。

 

※この後はネタバレになるので、嫌な人は飛ばしてください。

 

桓騎は権力が支配する世界に不満を持っていて、子供の頃からやり方を選ばない手段で自分より力がある相手にも臆さず闘っていました。

常に勝利を収めていましたが、恋人の偲央（しお）が敵に殺されてしまい、その復讐のために桓騎は戦いの末、降伏した敵の城の住民のすべての首をはね「首切り桓騎」と異名を付けられ、以来心に深い闇を抱えるようになりました。

仲間ですら、桓騎の持つ深い闇や行動の動機が分からないなかでも連戦連勝の末、桓騎は秦の将軍に上り詰めます。

ここで深い考察はできませんが、桓騎は力に屈することを厭い、恋人や仲間を守るために戦ったのだと思います。

だから手段は択ばなかったし強かった。

私とて、力に屈したくはないですし家族や仲間は大切です。そのためには手段も択ばないし知略が必要だと考えることはあり、その点で非常に共感してきたキャラクターでした。

 

残念ながら桓騎は史実通り、宜安城攻略戦で趙の将軍・天才軍師の李牧の罠で、桓騎軍の大半の仲間とともに命を落としてしまいます。

私は１年ほど前、毎週木曜日ヤングジャンプを開いては桓騎やその仲間たちの安否をはらはらしながら確認し続けました。

「キングダム」はフィクションはあるものの、完全に史実に反することはない漫画だとも思っていました。

絶対にある時期になったら桓騎はキングダムから退場してしまう。

どうか今週そうならないでほしいと願う日々、木曜日が続きました。

最後に「全部上手くいく」と美しく微笑みながら突撃し敵の猛攻を受け、桓騎は数１０本の刀槍と弓矢を体に受け目を見開いたまま絶命してしまいました。

そして私はしばらく桓騎ロスに陥りました。

人気漫画とはいえ、４５歳の私の周りにキングダムを読んでいる人もあまりいなくて共感も求められません。

弟に話そうとしたら「ネタバレはよせ！！」とキングダムの主人公李信のように殺気のある目で言われました。

 

非常に長くなりましたが、コンビニでこのビールを見つけたとき桓騎とまた会えたような気がしたんです。

写真奥の上から雷土（坊主の男性）、黒桜（女性）、摩論（髭の人※唯一漫画内で存命）とも。

嬉しかった！！おもわず「おぉー！」と歓喜の声が出ました。

コミックが一冊買えるほどビール「桓騎軍」は高かったけど買いましたよ。

 

黒ビールなので残念ながら枝豆には合わない気がします。

枝豆ならやっぱり冷やしたピルスナーがいい！！

また、この「桓騎軍」私はいったいどのような動機でこれを飲んだらいいかわからない。

嬉しいとき？悲しいとき？何か黒い心の闇を抱えたとき？...。

桓騎のことがどうも最後までよく分からなかったのと同じでビールも謎が多く開けることすらできない。

なんだか畏れ多い。

 

実は２本買ったんですよ。

ところがその日、物をもらうことがあったので気前良くもお礼に１本あげてしまったんです。

「この人（桓騎）よりあの人推しなんだよね。誰だっけ？死んじゃった人。強い人」と言われました。

キングダムは強い人でも次から次へいっぱい死んでるじゃん。誰だよ。と思いながらこの貴重な「桓騎軍」を差し上げました。

「オカマみたいな人」と言われてやっと王騎（映画だと大沢たかお、これも大変魅力的なキャラクター）だとわかりました。

 

写真はもちろん桓騎です。誰からでも愛されるキャラクターではないと思いますが私は大好きです。

この場を借りて桓騎桓騎...と連発できただけで私は嬉しい！！

花壇の枝豆は順調に育っています。

 

文：池端祥一郎

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