有限会社ホームケア野川

意外と知らない世界

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2024/08/09

おはようございます!

8月になって7月よりはいくらか涼しい気もしますが、まだまだ暑さは堪えますね。

私は先日熱中症のような症状になることがありました。

外でわずかな時間買い物に行ったら、くらくらしてしまい、そのあと熱はないのですがだるくて気持ち悪くなりました。

コンビニでエナジードリンクを買い飲んだのですが、全然元気になりませんでした。

「これはやばい。」と思いその晩の飲み会をキャンセルし休むといくらかよくなりましたが、熱中症は怖いものです。

 

怖いと言えば、今日は夏らしい題名(「あなたが知らない世界」風)で始めようと思います。

 

 

先日私がお世話になっているファイナンシャルプランナー(FP)の方から連絡がありました。

もうかれこれ14年のお付き合いがある方で、自分から会社の保険までいろいろ相談に乗ってもらっています。

専門家の立場からいろいろな分析をされていて、データなどからすごく参考になることが多いです。

私よりはるかに世の中のことがわかっている方で何かと頼りにしているんですが、その方(Oさんとします)から相談がありました。

 

内容は、Oさんは相続などの講演会をあちこちでやっていて、「2025年問題」の話をする機会があった。

非常に反響が強かったんだけれどわからないことが多いので教えてほしい、ということでした。

 

2025年問題とは、団塊の世代(1947~1949年生まれ)の方が75歳以上の後期高齢者になることで生じる社会的・経済的な問題です。

①医療・介護の負担増

②労働力の減少

③社会保障費の増大

④空き家問題

など多くの課題があり政府や自治体で対策を講じている問題です。

 

①③などは私の知っている部分なのでOさんに質問に電話やメールで少しずつ回答をしていたんですが、何度か話しているうちに私も気が付いたことがありました。

 

「(世の中のことをよくわかっている)Oさんほどの人がこれだけ介護のことを知らないのは世の中全体やばいぞ!」と。

 

昔学校で、高齢化社会と教わったと思います。

70年代生まれの私は子供心に大変なことになるな、と思っていました。

あれは高齢化率が7パーセントを超えた社会のことです。

高齢社会(化が無くなった)は高齢化率14%を超えた社会で、これは1994年に日本は突破しています。

超高齢社会は21%を超えた社会、日本は2008年に突破しています。

そして現在は高齢化率28.4%。

 

あれ??7の倍数が関係しているのでは?

7%で高齢化→14%で高齢→21%で超高齢と来ていたなら、28%超の今は何?超々高齢化社会??

 

それはドラゴンボールで言えば超サイヤ人2、ワンピースで言えばギア3みたいな感じでしょうか。(最近漫画の話多いですが)

人造人間セル※画像2や、悪魔の実ネコネコの実・モデル豹の能力者のロブ・ルッチ※画像3のような超強敵と闘うところまで来ているわけです。(大人の方は気にしないで下さい)

 

ご利用者宅を新規で訪問して利用者や家族から「介護のこと、全然わからないから教えてくださいね。」と言われることが良くあります。

私は「大丈夫ですよ。そのためにケアマネージャーが来たんですから!」と言います。

 

このやり取り、何とも思っていなかったんです。

自然なやり取りで介護のことが分からなくて当然だと思っていました。

わからないならケアマネージャーが答えればいい、問題ないと。

急に体の調子が悪くなる、それまで悪くなったらどうするかに気が付かない、というのは皮肉でもなんでもなく自然です。

私だってそうで、癌になったら、脳卒中になったら、心筋梗塞になったら...。全部想定して生きているわけではありません。

なんとなく、ならないように願ったりしているだけです。

健康志向でストイックな方だって急に重病になることはありますし、これは「運」もあると思います。

それに誰だって嫌なことを考えて不安になりたくないものです。

だから介護のことを知らなくても仕方ないし当然だと思います。

 

Oさんは私にFPとして病気への備えや相続などの話を良くしてくれます。

私の場合相続の問題は両親健在で未解決ですが、病気や入院の問題はお金に関しては全然問題ないと思います。

これはOさんの手腕のおかげなんですが、その強者Oさんをして知らない空白がありました。

多くの人が意外と知らない世界

 

病気→「    」→相続の間の空白。

「    」...それは介護です。

この知識が、世の中に無さすぎるのかもしれない!

なくていいのですが、無さすぎるというのは問題です。

私にとっても、次に取り組むべき大きな課題であると思いました。

 

小さな取り組みとしてOさんと同僚の方と施設見学に行きました。

これは大切なことで、多くの人はデイサービスとか地域包括支援センターとか、老健とか特養とか言葉は知っていても実際どんなところかは知らない。

実はケアマネージャーも一緒で、ケアマネの資格を取っても新人はこれらの施設が実際どんなところか知らないものなのです。

私もかつては訪問介護以外全然知らなくて、初期(1年くらい)は見学に行ったりするまでほぼ知ったかぶりでした。

 

今回は地域の事業所の方々の協力も得て、通常タイプのデイサービス、老健(入所・通所リハ)、地域包括支援センター、特養(入所・通所介護)を弾丸ツアーの3時間で見学しましたが、私も14年間もやっていて未だに知らなかったこともあったりで非常に勉強になりました。

Oさんと同僚の方も、「聞くと見るでは大違い!」と驚かれていました。

見学に言った施設の方からも「そんなツアーなら行ってみたい!」という声がありました。

一言で介護職と言っても、自分の経験したジャンル以外(私なら施設系とかデイとか)は当然知らないものです。

そう思うと、多くの人は介護の知識が圧倒的に足りない。

 

「意外と知らない(介護の)世界」

小中学校とかの学習や職業訓練の一環に「介護」の知識取得に取り組む必要があるのではないでしょうか?

介護にかかる経済的な問題は、大きいという言葉以上に大きいのですが、知識があればいくらか問題を減らすことはできます。

お金がなくたって知識で何とかできることって、なくはないですよね。

そうでもしないと、超々高齢社会に立ち向かえない。

孫悟飯やルフィのようなヒーローが漫画の世界のように敵を倒して解決してくれないのに、セルやルッチのような超強敵「超超高齢社会」の脅威はすでに生じています。

2035年には高齢化率は32%を超える見通しが出ています。

私は2025年問題より、団塊世代が85歳以上になった社会のほうがずっと怖いです。

その時45歳から55歳になった自分がどれだけ立ち向かえるか...。

超サイヤ人3に変身するわけにもいかないですしね...。

 

今できることは、介護に関わる知識を少しずつでも広めるようにすることだと思います。

 

 

怖い話ばかりなので和む画像を。

長い髪の人が出てくる怖い井戸の画像じゃないです!

そうではなく、富士山からの湧き水が大量に湧き出ている場所です。

先日ちょっとした夏休みで静岡県の三島市に行きました。

鰻、三島コロッケ、わさびご飯等ご当地グルメを食べ、三島大社に参拝し、柿田川公園(静岡県駿東郡清水町)という公園に行きました。

柿田川は日本三大清流の一つだそうですが(ほかの2つの清流分かりますか?...高知県の四万十川と岐阜県の長良川です。)他の2つの清流に比べると東京からはるかに近くお手軽です。

柿田川はまさに清流で、こんこんと水が湧き出でていました。

豆乳や豆腐など水が良い土地お得意の商品もありとても美味しかったです。

静岡もその日はけして涼しくなかったですが、清流がある景色は涼しげで非常に癒されました!

 

文:池端祥一郎

 

ケアマネ 求人 調布 三鷹 介護支援専門員

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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