師走、断捨離と住環境を考える
2023/12/01
おはようございます!
今日から12月、来月の今頃はもう来年の2024年で令和6年、この1か月はなんとなく気ぜわしく
忙しい師走の始まりです。
この求人ブログも、ちょうど1年になります!
1年前の記事を見ると、まだ全然量が書けていなくて我ながら初々しいです。
あの頃はサッカーのWorld Cupのことなど書いていました。なんだかずいぶん昔のように感じます。
師走・年末と言えば、大掃除の季節です。
きれいにして新年を迎えたいですよね。
私は6月から10月の間で「ホームケア野川狛江」を片づけをして以来、公私ともに片付け・断捨離にはまっています。
10月23日、完全に片付いた狛江の事業所を大家さんに引き渡した時の、何とも言えない「スッキリ感」は私を変えました。
20世紀のドイツの建築家のファン・デル・ローエは「Less is more」少ない方が豊かであるという言葉を残しています。
これは至言で、華美な装飾や無駄な物がない方が私は落ち着きます。
去年の今頃リモーネケアは2人しかおらず、ホームケア野川も人が少なく(当時あった野川狛江は逆に満員)で何ともバランスが悪かったのです。
ベランダに朽ちた自転車があったり、棚には古い書類が残っていたり、もらってきた家具をそのまま置いてあったり、倉庫には壊れたたり老朽化した家電やPCが入っていたり、雑然とした機能不全な感じがありました。
オフィスに物が多いというのは決していいことではないのです。
今年、調布のホームケア野川とリモーネケアの2事業所に絞ったのは正解で、様々な点でメンテナンスができたと思います。
ホームケア野川・リモーネケア2事業所とも人も十分にいるし、無駄なものもほとんどなく整備されています。
無制限に事業所を拡大する、欲しいものを買う、貯蔵する、という拡大消費スタイルから、
人材や(これはもともと大切!)今ある物を大切に、必要なものを買い、不要なものは捨てるスタイルにしていきたいと思います。
私はオフィスは、機能性こそが善であると思います。
しかし人間には「Less is more」とは逆の欲望もあります。
ブルーハーツは「夢」という歌で「あれも欲しい これも欲しい もっと欲しい もっともっと欲しい」と、素直に人間の欲望を表現しました。
人間とはそういうものだし、私だってもらえるものなら欲しいです。
「Less is more」と「夢」の歌詞は、逆ではあるけどどちらも人間にはある考え方です。
では利用者宅の住環境はというと、高齢者のお宅を訪問すると後者の考えの方が圧倒的に多いです。
よく言えば、豊かに物がたくさんある状態です。
聞いてみたことがあるのですが、物がないと寂しいのだそうです。
だから人形とか置物とかいろいろ置くのだとか。枯れ木も山の賑わいだそうです。
たしかに、先日私も物がとても少ない場所で一人で過ごしたことがありました。
何とも言えない、刑務所(入ったことはないのですが)のような寒々しさ、寂しさがありました。
寂しさ対策という意味で、「多く物がある」というのは有効なのかもしれません。
物がないのとあるのどちらがいいのか?と言えば、結局はその人次第ということでしょうね。
好みみたいなものです。
ケアマネも自分の好みで利用者の住環境の良し悪しを判断してはいけないなと思います。
きれいなのが善でも、雑然としたのが悪でも、また逆でもない。
「その人らしさ」を支援するのがケアマネージャーの仕事です。
不衛生や、物が多すぎて介護ベッドなどを置く場がないとかは、「困る」という点で別の問題はありますけどね。
写真は「枯れ木も山の賑わい」ではないですが、昨日見た山梨の山の紅葉です。紅葉も終わりです。
もう一枚は二子玉川の巨大クリスマスツリーです。自然と人工物で対照的なのですが、共にきれいだったので貼りました。
晩秋から初冬への切り替わりです。
寒い時期になりますが、皆さまご自愛ください。
調布 三鷹 東京 求人 ケアマネージャー 介護支援専門員